いかがでしたでしょうか。
犬の無駄吠えにはいくつかの理由がある事をお分かりいただけたでしょうか。
犬の無駄吠えを「やめさせる」のではなく犬の無駄吠えを「理解する」ことが重要になってきます。犬にとって「無駄吠え」はないのですから、飼い主さんが普段から犬の行動に気を配っていると、犬が何を訴えたいのかが「理解」でき、おのずと無駄吠えがなくなります。

無駄吠え対策は完全になくなるか。

538ef3c2558c9045d09dab8ba2a8110a_s
飼い主さんが犬の気持ちを汲み取り、何を訴えての「無駄吠え」なのかを突き止め、要望に応えたとしても無駄吠えがなくならない場合もあります。
その様なときはどうすれいいのでしょうか。
特に、かまってほしいときにその無駄吠えはおこります。
犬が遊んでほしい、構ってほしいときにする無駄吠えは、飼い主さんがかまってあげると一時的には収まりますが、犬が「吠えるとかまってもらえる」と思い込んでしまうと、無駄吠えが収まらなくなる傾向があります。この様なときは、これまで紹介してきたような欲求をかなえる方法ではなく、犬の存在を一切無視することが効果的です。そして、犬が「吠えてもかまってもらえない」ことを理解して、吠えることをやめた瞬間を見計らい、ご褒美としてかまってあげることで、犬が「おとなしくするとかまってもらえる」と理解するようになります。かまってほしいときの無駄吠えの矯正には時間がかかりますが、この工程を飼い主さんが、心を鬼にしてしっかりと行う事でより効果的になります。また、無駄吠えがある程度解消されてきた場合には、時間や場所を変えていく事で、友人宅や公共の場所においても、無駄吠えをする事がなくなってきます。この作業をブルーフィングと言います。このブルーフィングが不十分になってしまうと、自宅以外の場所での無駄吠えが再発してしまいます。

しつけは家族全員で!!

fa021efea0cb7b58d49258d7896d3f94_s
無駄吠えの訓練を飼い主さんが実行する事はこれまで紹介してきましたが、それでも無駄吠えがなくならないといった場合は、同居者全員が無駄吠えの対策をとっているのか改めて見直してみてください。飼い主さんは、構ってほしいときの無駄吠えには一切無視をしていても、同居している他の方も無視しているのでしょうか。吠えているのを無視することが「かわいそう」とかまってしまっている方はいませんか。一人でも、犬に対して関心を持てしまうと、犬が「吠えれば別の人がかまってくれる」と学習してしまうので、犬の行動を悪化させる原因となってしまいます。これは、友人宅に行った場合にも当てはまりますので、友人にもしっかりと理解してもらって下さい。

まとめ

e8edd74d720c4e04d7bc2502ad8172b8_s
無駄吠えをなくすためには、飼い主さんだけではなく、同居している方や友人にも無駄吠えをやめさせたいからという事をしっかりと理解してもらってください。無駄吠えがなかなかなくならないといった場合には、この様に飼い主さん以外の方が影響していることが多々あります。これまでの章で説明してきたように、「犬にとっての無駄吠え」というものはありません。犬は何かしらの意思をもって吠えているので、極力犬の希望をかなえるようにしてください。但し、今回紹介した場合には、犬の要望を完全に無視することを徹底してください。近隣住民の方々と良い関係を持つためにも飼い主さんだけではなく関係する周囲の方にも協力してもらう場合があるという事も忘れないで下さい。犬は社会性のある動物なので、常に犬の順位が下位になるように、周囲の方とも協力して順位が入れ替わる事の無いようにしてください。「かわいそうだから」ではなく、犬にとって住みやすい環境を作る為に努力をしているのです。「無駄吠え」をする犬の場合は犬が住みにくい環境にあるという事を理解してあげてください。